セルフカラーの基礎知識

白髪染めのクリーム・乳液・泡・ワンプッシュタイプ 違いと選び方

白髪染めは泡とクリーム、どっちがいい? 乳液・ワンプッシュタイプも含めた塗りやすさと選び方

白髪染めを買うとき、いろいろなタイプがあって

「泡のほうが楽ちん?」「泡は傷むって噂は本当?」「クリームは塗るのが大変?」

何を決め手にすればいいのか、選ぶのに迷いますよね。

傷むかどうかを分けているのは、タイプではありません

クリーム・乳液・泡・ワンプッシュタイプ

白髪染めには、クリーム、乳液、泡、それにワンプッシュ容器があります。この4つの違いは、塗りやすさの違いです。

白髪染めは、2つの薬(1剤と2剤)を混ぜて使います。同じ薬を、クリームや乳液、泡の形にしてあるだけです。

クリームタイプ

クリームタイプを4つの項目で見た図。容器はチューブ、2本の薬をトレイに出して混ぜてからクシ目の付いたハケでぬる、薬は塗ったところにとどまる、狙った所だけに塗るのに向く

とろみがあって、塗ったところにそのまま留まるタイプです。

トレイで混ぜて、ハケでぬります。垂れてこないので、生え際や分け目など、染めたいところをねらって塗れます。

必要な分だけ使って、残りを次にとっておくこともできます。そのぶん、1剤と2剤をトレイに出して混ぜるのに、手間を感じる人もいます。

乳液タイプ

乳液タイプを4つの項目で見た図。容器は先の細い容器、容器の先でぬる、薬はよくのびる、根元から毛先に塗るのに向く

クリームより柔らかく、髪の上をよく伸びるタイプです。髪全体を手早く塗れます。

柔らかいぶん、垂れやすくなります。

泡タイプ

泡タイプを4つの項目で見た図。容器は泡が出るボトル、手だけでもみこむ、薬は髪をつつむ、全体に塗るのに向く。たっぷり使う

ハケを使わず、手で直接もみこめるタイプです。髪を少しずつ分けとる手間がありません。

自分では見えない後頭部や、髪の内側にもなじみます。髪全体を一度に染めたいときに向いています。

そのかわり、ここだけ塗る、という細かい塗り分けはできません。

量が少ないと染まりが浅くなるので、たっぷり使います。

泡は傷むって本当? 協会で調べました。

泡タイプは傷む?→

ワンプッシュタイプ

ワンプッシュタイプを2つの項目で見た図。容器は1剤と2剤が同時に出る仕組みで、中は左右2つに分かれている。押すと2つが並んで出るので手間が少ない

ワンプッシュタイプは、押すだけで1剤と2剤が同時に出てくる容器です。

中身は、ほかのタイプと同じ1剤と2剤です。違うのは容器だけで、クリームのものが多く、泡のものもあります。

どこを染めるかで変わる塗りやすさ

塗りやすいタイプは、染める場所と髪の長さ、この2つで決まります。

部分染めか全体染めか

塗る場所の違いを比べた図。左は根元だけに薬がのった部分染めで、下にクリームの容器。右は髪全体を泡がつつむ全体染めで、下に乳液・泡の容器

生え際や分け目など、白髪が目立つところだけを染めたいなら、クリームです。塗ったところに留まるので、そこだけをねらえます。

髪全体を染めたいなら、泡か乳液です。細かく分けとらなくても、全体に行きわたります。

髪の長さ

髪の長さの違いを比べた図。左は短い髪で塗る範囲が小さく、下にクリームの容器。右は長い髪で薬が上から毛先まで広がっていて、下に乳液・泡の容器

髪が長くて全体を染めるほど、手早く塗れるタイプが楽になります。

ショートなら、全体を染めるときもクリームで塗りづらさは感じません。ミドルやロングで髪全体を染めるなら、よく伸びる乳液や、手でもみこめる泡のほうが手早く塗れます。

染めたいところと髪の長さが決まれば、塗りやすいタイプも決まります。

美容院では泡タイプは使わないの?

美容院では、部分染めでも全体染めでも、髪が長くても短くても、基本はクリームタイプを使います。

シャンプー台で色を入れるときなど乳液タイプを使うことはありますが、泡タイプを使うことはほとんどありません。美容院でクリームタイプを使うのは、セルフと違い、1本1本を正確に塗り分けるためです。

自分に合うタイプの決め方

今回がはじめての1回目か、根元が伸びた2回目以降かで、選ぶタイプは変わります。

はじめて全体を染めるときと、根元が伸びてきたときの髪の状態を比べた図。左は白髪が髪全体に混じり、下に乳液・泡の容器。右は根元だけに白髪が出ていて毛先は前に染めた色で、下にクリームの容器

まだ一度も染めていない髪を染めるときは、髪全体に薬をつけます。このときは、どのタイプを選んでもかまいません。

髪全体に行きわたりやすい、手でもみこめる泡や、よく伸びる乳液が塗りやすくなります。

2回目からは、伸びてきた根元だけを染めます。伸びた部分だけを染め直すことを「リタッチ」といいます。

白髪染めは、2回目からはリタッチが基本です。

根元の白髪が染まらないときの、薬の当たり方を比べた図。髪1本の根元で、クリームは地肌に沿って濃くのり、乳液・泡は薄くゆるくのる

クリームは、根元だけに濃くつきます。泡や乳液は髪全体に均一に広がるぶん、根元につく薬は薄くなります。

染めたはずなのに生え際や分け目の白髪が残るときは、根元に薬が足りていないことがあります。根元をねらって塗るなら、塗ったところに留まるクリームが向いています。

白髪染めは、一度選んだら終わりではありません。次に買うときは、染めたいのが髪全体か、伸びてきた根元だけかで選んでみてください。

根元が伸びてきたときに泡タイプを使ったり、泡タイプで全体染めを繰り返していませんか。

髪の傷みは、使う白髪染めのタイプが自分の髪の状態に合っていないときに起こりやすいので、気をつけてください。

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