自分で髪を染めるとき、ちょっとした知識があるだけで仕上がりが大きく変わります。
このページでは、セルフカラーを始める前に知っておくと安心な基礎知識をまとめました。
難しい専門用語はできるだけ使わずに、大切なポイントだけをお伝えします。
ヘアカラー剤の種類を知ろう
髪を染める製品には、実はいくつかの種類があります。
それぞれ仕組みが違うので、「自分に合うもの」を選ぶためにも、まず種類を知っておきましょう。
永久染毛剤(ヘアカラー)
医薬部外品に分類される製品です。1剤と2剤を混ぜて使うタイプが代表的で、髪の内部に色を入れるため、しっかり染まり、シャンプーしても色が持続します。白髪染め・おしゃれ染めの両方があります。
注意点:かぶれ(アレルギー)を起こす可能性があるため、毎回パッチテストが必要です。
半永久染毛料(カラートリートメント・ヘアマニキュアなど)
化粧品に分類される製品です。髪の表面に色をのせるタイプで、ヘアカラーと比べるとダメージは少ないですが、色持ちは短め(1〜2週間程度)です。ジアミンアレルギーのある方の選択肢として重要です。
一時染毛料(カラースプレー・カラーワックスなど)
化粧品に分類される製品です。シャンプーで落ちる一時的な着色で、お出かけ前の応急処置や、部分的なカバーに便利です。
JSHAからのひとこと:「どのタイプが一番いい」ではなく、「今の自分の髪と悩みに合うのはどれか」で選ぶことが大切です。それぞれの種類の違いや判断のポイントは ヘアカラー剤にはどんな種類がある? で詳しく解説しています。
染める前に必ずやってほしいこと
パッチテスト(皮膚アレルギー試験)
ヘアカラー(永久染毛剤)を使うときは、毎回必ずパッチテストを行ってください。
前に使って大丈夫だった製品でも、体調の変化によってかぶれることがあります。染める48時間前に少量を腕の内側に塗り、異常がないか確認します。赤み・かゆみ・腫れなどが出た場合は、その製品を使わないでください。
もしかぶれてしまったら:
まず使用を中止して、皮膚科を受診してください。かぶれが出た場合でも、カラートリートメントやヘナなど、別の方法で髪を染めることができる可能性もあります。詳しくは セルフカラーで困ったときは をご覧ください。
「白髪用」と「おしゃれ染め用」の違い
ドラッグストアの棚で迷う方がとても多いポイントです。
白髪用(白髪染め)は白髪をしっかり染めることが目的で、おしゃれ染め用は黒髪の色を変えることが目的です。白髪用は白髪への染まりが良い反面、明るくする力はやや控えめ。おしゃれ染め用は明るくする力が強い反面、白髪は染まりにくい傾向があります。
JSHAからのひとこと:
これはあくまで一般的な傾向です。実は同じ「白髪用」でも、メーカーやシリーズによって黒髪重視・白髪重視の設計が異なります。「自分の白髪量と、なりたい仕上がり」に合わせて選ぶと失敗が減ります。
知っておくと安心な3つのこと
1. 時間を守る
箱に書いてある放置時間は、メーカーが計算した「ちょうどいい時間」です。短すぎると染まりが浅くなり、長すぎるとダメージが増えます。タイマーを使って、きちんと測りましょう。
2. 塗る順番にはコツがある
髪は場所によって染まりやすさが違います。一般的には、染まりにくい場所(生え際・もみあげ・後頭部の根元)から塗り始めるとムラになりにくくなります。
3. 染めた後のケアが大切
ヘアカラーの後は、髪がデリケートな状態です。最低2日間は、しっかりトリートメントでケアしてあげましょう。この「染めた直後のケア」が、色持ちと髪の手触りを大きく左右します。
もっと詳しく知りたい方へ
セルフカラーについて、テーマごとに詳しく解説した記事をまとめました。気になるところから読んでみてください。
はじめてのセルフカラー
安全に使うために
- パッチテストの正しいやり方 — なぜ毎回必要なのか
- ジアミンアレルギーって何? — かぶれの原因と見分け方
- かぶれにも種類がある — アレルギーと刺激、何が違う?
- かぶれを経験した方へ — 代替の選択肢
選び方・判断のヒント
染め方・テクニック
アフターケア・色持ち
- セルフカラー後のアフターケア
- ヘアカラーの色持ちを良くするには
- セルフカラーの頻度 — どのくらいの間隔で染めればいい?
- リタッチと全体染め — 使い分けの考え方
- カラー剤の残りはどうする? — 保管と廃棄の正しい方法